去年の秋に、Y町に新しく天蚕飼育用の畑をお借りしました。去年まで飼育していた畑で、
木も道具もそのまま全部貸して下さいます。こんな嬉しい話はありません。
ただ、高冷地で気温が低いため芽吹きが遅く、紅葉が早いという全く油断できない場所ではあります。チャンスはごく短い期間です。
先日、パイプハウスの準備に赴きました。
「ヤッホー!!」と言いたくなる爽やかなロケーションです。
『奇跡のリンゴ』の著者木村さんを模して、一本一本の木に声をかけます。
「新参者ですが、よろしくお願いします」
「今年も頑張ってね」
「ほんと頑張ってね」
「マジで宜しくね」
以前の記事で、指導員が土の中のニンニクの声を聞いたように一本一本の木から返事が
聞こえてきました。
「あんたこそがんばってや~」
「ちゃんと毎日来てよ~」
「ほんま、頼むで~」
なぜに関西弁!?
脇に目を移すと、かわいらしい花がさいていました。
こんなに可愛いのに名前も知らない自分を口惜しく思いました。
「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房五岳館
「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房 五岳館